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電気市場
EP. 07

朝。蓄電池は空になり、バッテリーは7%から動かなかった。

廃車置き場を出る二人の背中に、ヘッドライトが見送るように一度またたいた。

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廃車置き場の見送り

電気市場は都市の影の下にあった。看板はなく、知る人だけがたどり着く路地。

どの屋台にも中古バッテリーが勲章のように積まれ、天井には裸電球が星のようにぶら下がっていた。

水一本が0.3キロワット時。ラーメン一袋が0.5。ここでは電気が通貨だった。

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電気が通貨の場所

MARKET ─ 相場表
> 本日の相場 — 1 kWhあたり
> 水3本 · ラーメン2袋 · 乾電池8本
> 充電代行: 要相談
⚠ 配給カード取引禁止

市場の一番奥、電球が一番多くぶら下がる店。

カウンターの奥から、銀色のパーマにメガネの女性が二人を見上げた。レンズが電球の光に白く光った。

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電球が一番多い店

ドットが記憶のかけらの話を切り出すと、おばさんは黙って店の扉を閉めた。カチッ — 看板の灯りが消えた。

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三人は長いこと話した。おばさんの知っていることは多くなかったが、すべて初めて聞くことだった。

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パパが、生きているかもしれない。ドットの拳が震えた。

閉じた扉の中の話

おばさんは二人を交互に見て、カウンターの下から古い蓄電パックを持ち上げた。

おばさんのメガネが、きらりと光った。

前払いと条件

RADIO ─ ENCRYPTED
> 暗号化チャンネル開通
> 受信者: 不明
> 信号終了。

古い無線機

子どもたちが蓄電パックを抱えて消えた路地の先を、おばさんは長いこと見つめていた。

そしてカウンターの下から — 古い無線機を取り出した。

無線機の向こうの相手が誰なのかは、まだ誰も知らない。

📻 CH — ???

🔊 オーディオで聴く

このページのキャラクター — ガレージセール

ビット
中3 · 田舎者注意
ステッカーパック準備中
ドット
高1 · パパが生きてるかも
ステッカーパック準備中
ワットおばさん
電気市場の大物 · ???
ステッカーパック準備中
ボルト & スパーク
廃車置き場で死んだふり中
ステッカーパック準備中
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