✻ Pixel Garage
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記憶のかけら
EP. 04

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スパークの光がダッシュボードの上をゆっくりと行き来した。考え込むように。

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三人はしばらく黙っていた。沈黙を破ったのはダッシュボードだった。光が — ひとりでに、二度またたいた。

··
!

昨夜のまたたき

スパークが闇の中へ潜るように消えた。ダッシュボードに見知らぬ画面が浮かび上がった。

MEMORY MODULE ─ PARTIAL ACCESS
> 記憶モジュール — 部分開放
> 損傷セクター検査 78% 損傷
> 復元可能なかけら: 1
再生します。

記憶モジュールへのアクセス

ザザッ — 画面に映像のかけらが再生された。

雨の夜だった。サイレンの音。遠くで、都市の灯りがブロックごとに消えていく。

誰かがボルトのダッシュボードを叩いていた。顔はノイズに消されて見えない。だが声は残っていた。

「よく聞け。今から電源を落として — 隠れろ。そして、守れ。」

雨に濡れた作業着。その胸に、小さな太陽の紋章が縫い付けられていた。

映像はそこで途切れた。

▶ MEMORY 001 — REC

大停電の夜 — 映像のかけら

ドットが固まっていた。ドローンが来た時よりも、ずっと。

彼女は黙って自分のソーラーリグを裏返した。底板の隅 — 同じ太陽の紋章が刻まれていた。

3年前、ドローンがドットのパパを連れ去った理由が — 今、このガレージの中に立っていた。

同じ紋章

DASHBOARD ─ TERMINAL
> バッテリー 25.0% — 目標到達
> ドアモーター起動 ▁▃▅▃▅▇▅▇█▁▃▅ −5%
> 残り20% — 潜伏予備を確保

バッテリー25% — 招待

その時 — ダッシュボードの数字が変わった。25.0%。

カチッ。

助手席のドアが、するりと開いた。

十年間閉ざされていたドアの奥から、古い車の匂いとともに — かすかなぬくもりが流れ出した。

··
DOOR ─ OPEN

10年ぶりに開いたドア

🔊 オーディオで聴く

このページのキャラクター — ガレージセール

ビット
中3 · ゲーマー
ステッカーパック準備中
ドット
高1 · パパの痕跡を見つけた
ステッカーパック準備中
ボルト
10年ぶりにドアを開けた
ステッカーパック準備中
スパーク
記憶の門番
ステッカーパック準備中
EP.05 —「始動」を読む →

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